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失敗しないインスタントコーヒーの入れ方、6つのテクニック

朝から晩までコーヒー飲んでいます。1日7~8杯ぐらいでしょうか。時間があるときは、コーヒーメーカーで豆からドリップしますが、手早く飲みたい時は、インスタントコーヒーでも全然構わない人です(^^

おいしいインスタントコーヒーの入れ方は、検索すると山のように出てきますが今回はその中から筆者自身が納得できる選りすぐりの6つのテクニックをまとめてご紹介します。

1:少量のお湯で練る

インスタントコーヒーを製造・輸入している業界で作る「日本インスタントコーヒー協会」によれば、分量とお湯の比率を正確に測ることが大事とされます。

  • コーヒーカップであれば、ティースプーン1杯(1.5g)にお湯140ml
  • マグカップであれば、ティースプーン山盛り1杯(2g)にお湯190ml

さらに、ここで一気にお湯を注ぐのではなく、ちょっとだけお湯を入れて「練る」ことが溶け残りを無くして、味を調えるコツです。

2:フリーズドライ製法を選ぶ

最近では冷たい水や牛乳でも溶ける製品が多くなりましたが、これらのインスタントコーヒーは「スプレードライ製法」で作られている場合が多いです。スプレードライは噴霧乾燥とも呼ばれ、コーヒー抽出液を熱風で蒸発させて作るのですが、大量生産で値段がお安い分、「風味・香りが飛ぶ」焦げ臭くて苦い」という短所もあります。

で、オススメなのが「フリーズドライ製法」(凍結乾燥)で作られたインスタントコーヒーです。こちらは抽出液をマイナス40度前後で凍結させて砕き、真空で乾燥させます。粒が大きく、水には溶けませんが「アロマが自慢」「味わい深い」というメリットがあります。

スプレードライも「苦くていい」「水に溶けるからアイスラテ、アイスコーヒーに便利」という方もいますが、筆者はフリーズドライ党です。アイスコーヒーを作る時も、上述のように、まず少しのお湯で練ってから、冷水、牛乳を注げばOKですよ。

3:沸騰したお湯はNG

カップに注ぐお湯は80度前後がベストです。「熱いコーヒーを」と思ってぐらぐらに沸騰したお湯を注いでしまうと、味がとがってしまい、苦みや酸味が強く感じられるようになります。

お試しいただくと分かりますが、80度から90度ぐらいまでがまろやかで香りも引き立ちます。それでもやっぱり「熱いコーヒー希望」というのであれば、カップを温めることで冷めにくくなります。

4:電子レンジで温める?

これはお好みになりますが、電子レンジで温めるという方法もあります。ライフハッカーさんの「インスタントコーヒーを本格派にする4つの裏技」によると、「コーヒーをお湯で溶かして普通に入れた後、電子レンジで温める。インスタントコーヒーの分子構造が活性化され味がまろやかに。」とあります。

Black stuff筆者もやってみましたが、確かにまろやかな感じは出ましたが、味わいの深みがなくなり全体的に平坦になった気がしました。筆者は好みではありませんが、酸味や苦み、うまみのバランスがいい感じといえばいい感じなので、多分「この味好き!」という方も多い気がします。

5:水選び。軟水? 硬水?

インスタントコーヒーなのに水にこだわって選ぶなんて本末転倒した感じですが、水の違いでの味比べは「えぇ? こんなに味変わるの?」とびっくりするので本当に面白いです。

水の硬度の違いは水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオン量で決まりmg/Lやppmで表示されます。

世界保健機関 (WHO) による水の硬度基準

  • 軟水=0~60未満
  • 中程度の軟水(中硬水)=60~120未満
  • 硬水=120~180未満
  • 非常な硬水=180以上

一般的にヨーロッパでは硬水、日本では軟水が生活用水の主流となっていますので、日本人好みの水は硬度80ppm以下の軟水といえます。

Coffee Styleさんよれば、「硬度50度以上であり、 かつ、溶存ガスが残こる加熱殺菌していない軟水」がオススメだそうで、ボルヴィック(Volvic)が候補に挙げられていましたが、筆者はなんと硬度307のVittel(ヴィッテル)が苦みがほどよく、おいしいと感じられました。でも硬度1551のContrex(コントレックス)はダメでした。

6:裏技利用には注意が必要

よく香りや風味を高めると称して、インスタントコーヒーにまつわる裏技が紹介されていますが、使い方を間違えると大失敗するので注意が必要です。一般的によく知られている裏技としては

  1. フライパンでから炒りする
  2. 水から鍋で煮る
  3. 麦茶やほうじ茶を加える
  4. 塩をひとつまみ入れる

などがありますが、筆者がやってみて納得できたのは「フライパンでから炒りする」ぐらいでした。やり方としてはテフロン加工のフライパンで弱火でさかさか炒るだけなのですが、香ばしさはアップした(気がします)。むしろ火加減が難しく、少量だと焦げるので気を付けてくださいね。

麦茶や塩など「何かを加える」のは量によって味ががらりと変わるので、必ず少しずつ試してください。麦茶で入れると「炭焼き風になって上手い!」という評判もあります。

まとめ

インスタントコーヒーとはいえ、やはり適当に入れてしまうと苦すぎたり、水っぽくなったりと失敗してしまいます。ぜひ一度、いいので粉の量やお湯の量や温度を計測しながら入れてみてください。特にラベルに記載されている方法は各メーカーが試行錯誤の上で編み出した自慢のレシピでもあるので試してみる価値ありです。

筆者おすすめのインスタントコーヒー

ネスカフェ ゴールドブレンド

味・香りともに断トツ。エクセラの方が手軽でお得とも言われますが、ブラックで味わうならゴールドブレンドです。

カフェアフリカ

タンザニアで有機栽培で作られたコーヒー豆を使用。スプレードライなのですが、化学薬品ゼロで酸味と苦味が絶妙です。

クライス ロイヤルマウンテンブレンド

クライスはドイツ生まれの伝統あるインスタントコーヒーです。中南米とアフリカの豆をブレンドしており、酸味、苦味ともにまろやかですが、しっかりとした味わいがあり個人的にはブルマンより好みです。

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