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あのヒーローたちのその後。考えると怖くなってしまった話

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特撮ヒーローや週刊少年ジャンプで育った筆者なので、成長とともに数多くの漫画や小説、映画、ゲームなどを通じて、実にたくさんの「ヒーロー」たちに出会ってきました。基本的にハッピーエンディングが好きではありますが、今回はあのヒーローたちは本当にその後幸せになれたのだろうかという素朴な疑問のお話です。

ラスボスを倒して、本当にバンザイなのか

小学生のころ、衝撃を受けてドハマリしたのが「ドラクエ」です。主人公は勇者ロトの末裔として、謎を解いたり、レベルを上げたりしながら、最終的に竜王にさらわれた姫を助け出すという今となっては王道すぎるストーリーでした。

子どものころは本当に迷いもなく「悪い奴は片っ端から倒せ!」と夢中になりましたが、ふと、竜王=ラスボスを倒した後の、主人公の人生を想像すると、幸せになれたかというのに懐疑的になってしまいました。

人々を苦しめていた魔物、そしてその元締めであるラスボスがいなくなった世界。短期的には主人公はヒーローとして尊敬や感謝を集め、姫とも結ばれて、新しい国王として世界を導いていくことでしょう。

ですが、長期的にみていくと、あの竜王を倒すほどの主人公の力は平和な世の中にとっては物騒な存在とならないのでしょうか。新国王の正しき心は一点の曇りもない、はず、でも、もし…。あのずば抜けた剣術や魔法が世界に君臨する力として使われてしまえば…。

そうです。本当に要らぬ心配なのですが、主人公の人生はラスボスを倒した時が絶頂期で、そこから先は「新たな脅威になりうる存在」として人気も陰り始め、民衆や周囲から少しずつ距離を置かれたり、あるいは暗殺や封印などの対象にされてしまったりしたのではないかと思えてしまうのです。

クッパを倒したマリオをピーチは受け入れるのか

世代的にスーパーマリオブラザーズ2にもはまりました。クッパというカメのようなワニのようなモンスターにさらわれたピーチ姫をマリオとルイージの兄弟が驚異的な身体能力を生かして助けに向かいます。

8-4でクッパを倒すとピーチからマリオは感謝のキスをしてもらえました。感動的な場面ではありますが、やはり、あの後、ピーチ姫はひょっとしたら、パートナーとしてはマリオを選ばなかったのではと危惧しちゃいます。

あくまで、マリオたちの存在がありがたいのはクッパ一味がいての存在であって、マリオはよくみれば「ひげ面でオーバーオールを着たおじさん」であって、「俺って、キノコを食うと手でブロック壊せるんだぜ、ヒャッホー」「息継ぎしなくてもしばらく泳げるんだぜ、ヒャッホー」という、少しあぶない身体能力を備えています。

任天堂からその後発売されたゲームのラインナップを見れば、ピーチ姫もやんちゃな感じの女の子なようなので、マリオが恋人でもありえるのかもしれませんが、その関係性にはミッキー&ミニーのような鉄板的な安定感はあまり感じられません

飛鳥尽きて良弓仕舞われ、狡兎死して走狗煮らる

中国の前漢の司馬遷が編纂した歴史書「史記」には「飛鳥尽きて良弓仕舞われ、狡兎死して走狗煮らる」(あるいは「狡兎死して良狗烹らる」)という諺が登場しますが、これは「飛ぶ鳥がいなくなれば良い弓でもしまわれちゃうし、すばしっこいウサギがつかまれば、よく走る猟犬も煮て食われちゃう」という意味です。

価値がある間はとても大事にされるけど、用が済めばポイというわけですね。筆者がたくさんのヒーローたちの人生に感じる怖さとはまさに「この用が済めばポイ」の部分であり、一般の方々からすれば、やはり「ラスボス級」の存在が、うろうろし続ける世界というのは恐ろしいものだと感じるのではないでしょうか。

永井豪さんの「デビルマン」は筆者が抱く怖さとは角度こそ違いますが、この一般民衆が持つエゴイスティックな心理側面をぐりぐりとえぐってくる衝撃作でした。

「世界征服というような、とてもシンプルな野望を持つ軍団を正義の味方がやっつける」的な単純明快、勧善懲悪ではすまされない現実的な世界観は90年代以降、結構見掛けるようになった気がします。

photo credit: Anna Fischer via photopin cc

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 結局、同じ化け物

「善」と「悪」が実は表裏一体の合わせ鏡で、いずれか片っ方だけになってしまうと、善にも悪にもなりきれない、普通の人達からは煙たがられてしまう。なので、漫画やアニメ、小説などなど、おおよそ「ヒーロー物」といえる作品のストーリーを展開していく上では、悪の存在はずっと居続けなくては成り立たず、結局は鳥山明さんの「ドラゴンボール」にみるように、倒しても倒しても次々強い敵が出てきて、パワーインフレを起こしてしまうか、荒木飛呂彦さんの「ジョジョの奇妙な冒険」のように、不死身の存在を引っ張り出してこざるを得ないのだろうと思います。

筆者が大好きな映画監督の一人にクリストファー・ノーランさんがいるのですが、彼の傑作「ダークナイト」では、バットマンに対し、宿敵のジョーカーが「俺もお前も世間からすれば同じ化け物なんだよ」というようなセリフをいう場面があります。

バットマンの場合、単純なヒーローではなく、苦悩するダークヒーローといった方が近いかも知れませんが、まさに筆者が抱いていた恐怖をズバッと言い切っていてぞくっとしました!

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