白シャツ揺れる夏の終わり静かなコートにひとり
白いシャツとショートパンツが、午後の光をすくう。
止まったままのコートに、かつてのドリブルだけが耳の奥で弾んだ。
風が背中を押すたび、ネットが小さく鳴る。
汗の塩気、ゴムの匂い、指先に残る輪の高さ。
いくつもの敗けと、ひとつの誓いが混ざり合い、息は静かに整う。
一歩、また一歩。
誰の声もいらない。
ラインの白が道しるべになって、まだ見えない明日へとつづく。
太陽は傾き、影は伸びる。
彼女はただ前を見る。
白いシャツとショートパンツが、午後の光をすくう。
止まったままのコートに、かつてのドリブルだけが耳の奥で弾んだ。
風が背中を押すたび、ネットが小さく鳴る。
汗の塩気、ゴムの匂い、指先に残る輪の高さ。
いくつもの敗けと、ひとつの誓いが混ざり合い、息は静かに整う。
一歩、また一歩。
誰の声もいらない。
ラインの白が道しるべになって、まだ見えない明日へとつづく。
太陽は傾き、影は伸びる。
彼女はただ前を見る。