白ワンピの彼女、渚で夏の光にほどけてゆく
白いワンピースが海風にふわりと揺れ、彼女は渚に立つ。
波が寄せては返し、砂の上に残る足跡をそっとならしていく。
眩しさに目を細めた横顔は、夏の光を透かす薄い布とともに、静かな予感を帯びていた。
手を髪に添える仕草だけで、時がやわらかくほどけていく。
遠くの船笛、濡れた裾、塩の匂い。
言葉より前に、胸の鼓動が合図を送る。
触れずに満ちて、触れぬまま溢れる――その境目に、彼女はゆっくりとポーズを変える。
ひとつ深呼吸。
白はただ白のまま、夕映えを受け取って輝く。
撮るたび、夏の記憶が一枚ずつ増えていく。