銀髪の彼女、微熱に揺れる夜のランジェリー

銀髪が灯りを吸い、月の欠片のように肩へ落ちる。
薄手のランジェリーが呼吸に合わせて微かに波打ち、彼女は静かにこちらを見た。
その視線は、まだ触れていない場所まで熱を運ぶ。
指先でストラップをすくい、戻すたびに小さな音が夜の温度を変える。
年上の落ち着きと無邪気さが交互に覗き、言葉よりも長い沈黙が、ふたりの距離をそっと溶かしていった。
窓の外で雨が糸を引き、部屋に残る香りは白い花のように淡い。
名前を呼ぶでもなく、ただ目を合わせる。
そのたび、見えないファスナーが心のどこかで一段ずつ下りていく。

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