小さい子と一緒にブロック遊びをするという機会がありました。ひさしぶりだったので楽しく遊んでいたのですが、今はレゴやダイヤブロックよりもさらに小さい「ナノブロック」というのがあるんですね。これに悪戦苦闘。「アルパカさん、作って~」というリクエストに安請け合いして、組み上げるのに結構時間が掛かってしまいました。
昔はガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)やラジコン、電子工作など、細かい作業を得意としていていた自分でしたが、ふと考えてみれば、ここ十何年か、携帯電話やスマホをいじるのがせいぜいで、精密作業などほとんど縁のない生活を送ってきたので脳と指先の感覚が鈍ったとしても不思議ではありません。
あまりの不器用ぶりに「このままではいかん! なにか手作業で作る面白いものを作ろう!」と一念発起して、「メタリックナノパズル」なるものを発見、挑戦してみました。
差し込んで折る!接着剤は不要
「メタリックナノパズル」はジグソーパズルや手品用品、サイエンストイなどを手掛ける「テンヨー」が販売する玩具です。
薄い金属板がレーザーで型抜きされており、ペーパークラフトのように立体の模型を組み上げて楽しむのですが、このレーザー型抜きがほれぼれするほど細密で、本格的な金属模型の趣きを高めています。
ただ、作り方は非常に簡単。「型からパーツを外す」「折り曲げる」「タブと呼ばれるツメを折り曲げて固定する」というシンプルな流れを繰り返すだけで、接着剤などは必要ありません。
エッフェル塔に挑戦
今回は精密作業のリハビリを兼ねた初挑戦なので簡単そうな「エッフェル塔」を選択しました。近くのショッピングセンターで924円。
パッケージに入っているのは、レーザーカットされた薄い金属板と組み立て説明書です。パーツはほとんど手で取れます。ラジオペンチがあるとよいとのことですが、ツメの折り曲げに筆者はマイナスドライバーを使いました。
製作時間は1時間ほどです。じっくり説明書を読んだり、ツメの折り曲げ方法を色々考えて時間を食った感じです。慣れればもっと早いのではないかなと。唯一ともいえる注意点は非常に薄いので変形しやすいこと。パーツを外したり、ツメを曲げたりするとき、ぐぐっと力を込めるとすぐに歪んでしまいます。
とりあえず完成したので記念に全景1枚撮りましたが、どうにも質感のすばらしさが伝わらないので、もう1枚。
いかがでしょう、写真の出来はともかく、エッフェル塔なかなか素敵だと思いませんか? メタルの銀色はてかてか輝きすぎの感があるのですが、光と影を組み合わせると表情が出ていい感じです。
わぁスターウォーズシリーズもある!
テンヨーさんによると、シリーズは順次増えていくようで、飛行機や船、観光名所のラインナップに加え、スターウォーズから「R2-D2」と「ミレニアム・ファルコン」も参戦していますね。マスタングやゼロ戦、タイガー戦車、姫路城…なんて、あぁ、なんとも模型好き世代を狙い撃ちにする顔ぶれです。
今度はミレニアム・ファルコンに挑戦してみたいです。
【ラインナップ一覧】