「相手の目を見て会話できない」という方、とても多いですね。緊張したり、恥ずかしかったり、理由はそれぞれかと思いますが、同姓でもぎりぎりなのに、異性ともなると、目は愚かまともに顔も見られないケースも少なくありません。
こういった時、多くの場合、緊張性の硬直で表情も暗く、声も小さくなってしまいがちなので、第一印象で相手に好感を持ってもらうのは難しくなってきます。「目を見られない」というだけで、性格や人間性までにもひとくくりに判断されてしまうのは悲しいですので、今回は、相手の目を見て会話する簡単なテクニックを紹介します。
相手のまばたきを数える
慶応大学卒業の心理学者として著作も多い内藤誼人(ないとう・よしひと)さんによると、人は上手にアイコンタクトができると、お互いの親近感がぐんと高まるそうです。愛し合う恋人のように熱烈に見つめ合うまでいかなくても、自然に目が合って、にっこりと微笑むぐらいの余裕があれば、好印象を抱いてもらえるのは間違いありません。
上手にアイコンタクトする方法として、内藤さんが勧めているのは「相手のまばたきを数える」という方法です。「相手の目、相手の目」と過度に集中しすぎると、相手からは恐怖を抱かれたり、こちらも緊張しすぎて強ばった人間関係に落ちてしまう危険もあります。
ですので、過度に集中するのを防ぎつつ、相手には「目を見てくれている」と感じ取ってもらう手法として、まばたきを数えるという別目的を持つことで「見つめる意識をそらす」のが有効な話だと思います。
【参考書籍】
※タイトルは「人たらしのブラック心理術」となにやら怪しげですが、中身は全然ブラックじゃないです。人間関係を円滑にしていくための心理テクがたんまり書かれていて、オススメの一冊です。
人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫) | ||||
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