みなさんはクレジットカード何枚お持ちですか? 筆者は数えてみたら4枚ありました。とはいえ、常時財布で待機しているメイン使いのクレカは2枚です。これまであんまりポイントやら還元率やらは気にしないで使っていたのですが、先日、公共料金の大半がカードで払えることが(ようやく)分かり、我が家のクレジットカードの一本化を図りました。集約に向けてクレカを調べてみると、これがまた面白い。今回はクレカの豆知識をお届けします。
日本だけで3億枚以上発行
一般社団法人「日本クレジット協会」のまとめによると、クレジットカードの2013年3月末現在での発行枚数は3億2352万枚だそうです。
国内の成人人口1億480万人で換算すると、1人平均3.1枚所有していることになります。ちなみに2010年度の国内利用額は46.9兆円に上り、過去10年で2倍になったとか。国内でのクレカ利用がいかに浸透しているかを物語っています。実感としても、スーパーやショッピングセンターでの支払いをカードで済ませている光景もよく見掛けますし、ネットでの利用を中心とした電子商取引の拡充も影響していると思います。
世界では85億枚以上発行
世界的にみると、発行枚数は約85億枚以上(2011,Retail Banking Research社などのまとめによる)。単純な発行枚数では、中国銀聯(ユニオンペイ,UnionPay)のロゴが入ったカードが25億枚に達しているとして、2011年のこちらの記事では「世界一!」と言ってますが、銀聯のカードは中国の銀行間決済ネットワークというべきで、銀聯カードもクレカというよりデビットカードの色彩もまだまだ強く、やはりクレカとしてのシェアはVISAの24億枚(シェア28.6%)の方に軍配がありそうです。
とはいえ、長らく国際5大ブランド(VISA,MasterCard、AmericanExpress,DinersClub,JCB)といわれた業界地図も銀聯のパワーに押され気味で、2014年現在で、クレジットカードの国際ブランドといえば、銀聯とDiscover(ディスカバー、アメリカ、会員5000万人)を加えて7強と表現するのが常識のようです。
別ブランド同士を組み合わせて持っておく
筆者は海外旅行に2枚のクレジットカードを持って行きます。メイン1枚とサブ1枚で、メインがVISA、サブをMasterにしてあります。これはショッピングや盗難のような緊急事態で「使えない」「打つ手なし」という状況を回避するためで、メインとサブはそれぞれ別々にして持って歩きます。
JCBもあることはあるのですが、国際ブランドに食い込んでいるとはいえ、国内での圧倒的な強さの反面、海外ではあまり使えません(各種、提携は進んでいますが、先進国以外ではJCBカードを出すと店主に「?」という顔をされたりします)
参照サイトや書籍
「China UnionPay overtakes Visa as world's biggest card scheme」