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EvernoteとMOLESKINE、ほぼ日手帳、うまい組み合わせ見えてきた。

EvernoteとMOLESKINEのコラボ商品「Evernote スマートノートブック by Moleskine」が「ほぼ日手帳」との生活を脅かし始めて2カ月。使い分けは未だ試行錯誤中ではありますが、おぼろげに今後の方向性は感じられるようになってきましたので謹んで『三角関係」のその後を報告させていただきます。

なぜにステッカーなの?

自動でタグ付けされる「スマートステッカー」は非常に便利。ただ「なぜ、ステッカー(シール方式)したのよ?」というのが、使い込んでくると大いに疑問を感じるところです。ステッカー自体はピクトと色で使い分けることになっており、「承認」「拒否」「ホーム」「トラベル」「アクション」「仕事」(デフォルト設定、Evernoteアプリで変更可能)の6種類が2枚ついてきますが、しかし、貼って剥がせるタイプでもなく、ステッカー別売りの公式アナウンスもなく、ページに貼ってどんどん消費していくと「またノートごと買わなきゃならないの?」とだんだん不安になってきます。

road trip journalいっそスマートステッカーはシール方式はやめて「しおり」にしてしまうとか、英単語暗記カードのようにプレート式にしてしまうとか、あるいはシート式とか、なんかしら「恒久的に使える形」にしてほしいなぁというのが率直な気持ちです。

スマートノートブックはそれなりに使い込んではきてますが、もし次の1冊を買うのであれば、スマートステッカーを使用する前に、スキャナーで読み込んでおいて、シール用紙にカラーでプリントアウトしておくような対処方法しかないのかなと思います。

で、結局「ほぼ日手帳」とやり直すことに

「スマートステッカーさん、かっけー」とMOLESKINEに一時は浮気した筆者でしたが、結局のところ、Evernoteと「ほぼ日手帳」でやり直すことになりそうです。筆者の流れでは

  • 1:【ほぼ日に日記(行動記録)を書く】

  • 2:【Evernoteのスマホアプリ(for Android)を起動】

  • 3:【ページカメラを使って撮影、「.ほぼ日」でタグ付け】

  • 4:【行動記録がEvernoteに取り込まれ、強力検索機能でウハウハ】

  • となるのですが、スマートノートブック使えば「いちいちタグ付けする作業から解放されるぞー」と喜んでいたのですが、「タグ付けの煩わしさ」の部分って、結局のところ「スマートステッカーを貼る」という行為に置換されただけ、ということにはたと気付いてしまいました。そうです。筆者のEvernote活用スタイルでは、スマートノートブックでも「作業量は変わらない」…。

    試しに色々使ってみた

    こうなればと思い立って、先だって仙台ロフトにいったら、Evernote対応グッズなるものがたくさんあって、片っ端から衝動買いもしてみました。

    SHOTNOTE(キングジム)★★☆

    マーカーに合わせてトリミングしてくれるけれど、専用アプリを起動させて写真とって読み込むというのが一手間。OCRの精度はそこそこ。縦めくり好きにはオススメかもしれません。

    CamiApp(コクヨ)★★☆

    「アクションマーカー」の塗り分けでタグ振り分けにも対応している「キャミアップ」。キングジムさんとコクヨさんは手帳やらルーズリーフやらレパートリーは豊富です。でも、買ってきたのは「FastEver Snap CamiApp Edition」というアプリが別途必要でした。専用アプリが必要というのであれば、Evernoteががっつり対応しているMOLESKINEスマートノートブックにはかないません。

    スマレコ(ナカバヤシ)★★★

    「smareco Note App」という専用アプリが必要なのでこれも手間ですが、発想のユニークさが○。任意の領域を隠して「暗記カード」のように使ったり、スクラップ感覚が楽しい「スマレコペン」や受験生に便利そうな「スマレコマーカー」、取り込むことを前提とした「スマレコダイヤリー」などラインナップも豊富。

    スマホブング(エレコム)★☆☆

    なんのことはないクリアファイルにマーカーがついていて、専用アプリで撮影すると、キレイに取り込めるという代物です。地味です。そしてアプリの作り込みが中途半端です。でも、新聞記事スクラップなど意外にサッと使える良さもあるのですが、「そのまま撮影しても変わらないんじゃね?」というケースも少なくありません。

    実はスマートステッカー、ほぼ日手帳でもいける?!

    色々突き詰めていくと、結局、Evernoteと手書き書類には「専用アプリ」「ステッカー」「対応文具」あるいは「手動」のいずれかが必須だというのには現状変わりありません。慣れてくると「タグの先頭に「.」や「*」の半角記号をつけておくことで使える「インクリメンタルサーチ」で十分な気もします(参考記事:五藤隆介@goryugoさんの【Evernote】タグのネーミングのコツ」

    でもって、「ほぼ日手帳に手動タグ付けでいいじゃん」ということに落ち着いたのですが、MOLESKINEのスマートステッカー、筆者の環境(GALAXY NOTE2で撮影)ではほぼ日手帳に貼っても、なんと自動タグ付けが発動しました。

    公式ページでは「スマートノートブック以外対応していません」となっていますので、この使い方は非公式、裏技的な手法になるのでしょうね。さらに「んじゃ手書きでもどうなのよ」と思い立って、実験してみましたが認識されています。

    こんなしょうもない落書きレベルのマーカーでも…

    こんなしょうもない落書きレベルのマーカーでも…


    あ、ちゃんと「承認」が追加されている

    あ、ちゃんと「承認」が追加されている

    Evernoteのページカメラとスマートノートブックの間で、どういうロジックがやりとりされているのかは不明ですが、おそらくはノートの形状、ステッカーの色、形などから「これはMOLESKINEちゃんのタグ!」と幅広く対応する心の広いロジックなのだと思います。

    あくまで非推奨の使い方ではありますが、MOLESKINEのスマートステッカーとEvernoteの組み合わせを実生活で体験してみたい方は自己責任でお願いしたいと思います。

                             

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