仕事術

上司はどうして人の話を聞かないのか【理由5つ&その対策】

人の話を聞かないタイプが(不幸にも)上司になってしまったことありませんか? めぐり合わせが悪いのでしょうか? あなたの話し方が悪いのでしょうか? いえ、そもそも「上司」というのは部下の話を聞かないのを「当たり前」と思っているかもしれません

1:時間がないんだ!

上司という立場上、さばいていかなければならない仕事が山ほどあり、部下のゆっくり話を聞いてくれる時間がないのかもしれません。部下には「結果から伝えよ」といっているのに、結論に至る過程をぐだぐだ説明し始められると耐えられないのでしょう。

 

であれば、この手の上司にはあらかじめ「この間の案件についてご説明したいので、○時間ください」と前もって説明時間を予約してしまいましょう。この時間はあなたの持ち時間ですので、この時、イライラする上司であれば上司自身がタイムマネジメントの悪さを露呈するだけになります。

2:話の展開は見えてるんだよ!

あなたが話を切り出した瞬間に「あー、それね。はいはい、○○ってことだろ? おしまいおしまい」というタイプ。予測能力が高かったり、他の部下から報告を受けていたり、あるいは自分で試してみたりで、あなたに対して先回りを仕掛けてきます。

 

既に分かっていたのであれば、それを知らせてくれることであなたのリソースを無駄にすることを避けられたはずなのに、それをしなかったのですから、やはりこの上司もマネジメントが悪いです。予測してくるタイプも基本的に忍耐力がないので、このタイプも説明時間を予約して説明をする前に「今日は何時までお時間をいただけますか」と尋ねて、向こうに説明時間を宣言させてしまうのがオススメです。

3:ここ、線そろってないぞ!

"あなたの用意した説明書類の不備を見つけ、注意するタイプも難敵です。この手の人はカタチから入るので、書類の不備だけでなく、身だしなみや言葉遣いでもイライラトリガーが発動してしまいます。話の本質に入れないので、お互いストレスになってしまいます。

 

議論の補助となる説明資料でも上司の前に他の同僚に見てもらうなど事前チェックしておけば、話はスムーズになるかもしれません。また、このタイプの中には、物事をただしく捉えられない思考の浅いタイプもいますので注意です。

4:違うアプローチはないのか!

せっかくプランAの説明をしているのに「ふーん。じゃ、もしもに備えてプランBとプランCもな!」という上司は面倒です。プランAに対する評価と責任が持てないので、別な選択肢を要求してくるといえます。

 

上層部に対して卑屈なこともあり、社内会議などで、プランAに難色が示されると、あっさり「私もね、最初からAはないなーって思っていたんですよ」とあっさりあなたを裏切る危険があります。対応策としては第三者に対して「うちのボスと相談して、これで行くことになった」とあくまで決定したのはあなたの上司であることをアピールして予防線を張っておきましょう。

5:何年同じ仕事やってるんだ!

説明の冒頭からいきなり高圧的に反発してくる上司は、権力を行使することが大切だと勘違いしているタイプかもしれません。部下がもってきたものはなんであれ、とりあえず難癖を付けて一度はやり直させることで「自分には力があるのだ」と誇示したいのでしょう。

 

この手のタイプにはあらかじめ選択肢を用意しておいて、上司側に選択させましょう。部下の努力を認めず、一方的に権力を振りかざす人間は最前線に送り込み、矢面に立たせるのが一番です。責任を負うべきはあなたではなく上司の方です。

photo credit: peterned via photopin cc

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上司対策のまとめ

企業という世界では、実は人の話を聞かないタイプの方が出世する気がします。なぜなら部下側からは「傲慢、強引、強権的、自己中心的」と見えるとしても、会社側からみれば「意思が強い、統率力がある、突破力がある」と評価される可能性があるからです。本来は議論や意見を練り上げて結論へと導いていくのが理想だと思います。

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