仕事術 ライフハック

スマホ充電、知っておきたい意外なお話6題

スマホ(GALAXY NoteⅡ)、画面割ってしまいました。買い換えも検討したのですが、3100mAhの大容量バッテリと5.5インチ大画面がしっくり来ているので、今回はDoCoMoの「ケータイ補償お届けサービス」を使って同機種の新品と交換です。

で、新品届いて充電開始したものの、待てど暮らせど一向に充電がたまらない。24時間経っても半分にも満たないので、DoCoMoに相談しつつ、スマホ充電について調査した結果を備忘録的にまとめておこうと思います。

photo credit: PhotosByDavid via photopin cc

photo credit: PhotosByDavid via photopin cc

1:充電中(AC)と充電中(USB)がある

Android搭載のスマホの場合、「設定」「端末情報」「ステータス」と見ていくとバッテリにどういう状態で充電されているか確認できます。

スマホ充電(AC)スマホ充電(USB)

ACはアダプタを使って家庭用のコンセントから充電している状態です。USBはUSBケーブルを介してPCなどから充電している状態ですね。お使いの環境によって違いはありますが、一般的には「AC充電」の方が早く充電できそうです。

2:データ転送専用USBケーブルで充電するとACになる

USBってなんかチンタラ充電してるイメージですので、「AC充電でさくさくと充電したいわ」というのであれば、USBケーブルを換えることで、PCから充電していても「AC充電」になります。実はPCだろうが、コンセントだろうが、充電器は関係ないともいえます。

100均でも見掛ける商品ですが、なるほど、どうやらUSBケーブルには

  • 充電専用
  • 充電とデータ転送兼用(USBストレージとしてマウントできる)

の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるんですね。知りませんでした。しかも、下のような、それぞれの良いとこ取りをしている「切り替え可能なケーブル」というスグレモノのもあり、即ポチしていまいました。

3:でもPC経由のAC充電はあまりよろしくないとの話も

DoCoMoに「新しいスマホがなかなか充電されないよ」と相談に行った時に店員さんと長々お話したのですが、その中で「確かに充電専用のUSBケーブルでAC充電にすることは可能ですが、オススメはしません」と店員さん。

なんでも「PCのUSBは2.0規格で500㎃(2000年4月~)、3.0規格で900㎃(2008年11月~)しか給電能力がありません」(括弧内は筆者補足)とのこと。「ですが、スマホやタブレットの充電は1000㎃以上使いますので、場合によってはPCが壊れるかもしれません」。ガーン。ガーン。店員さんは「PCの数値はあくまで設計値で、余裕を持った設計をしていますから、使えないことはないですが」といってくれましたが「発火の恐れも」とまで言われてしまうと躊躇してしまいます。

ちなみにUSBは2013年8月以降採用されているUSB3.1でようやく供給電力が1000㎃になっていますので、新しいPCであれば、充電専用ケーブルでもいけるかもしれませんが。

4:ならば充電専用USBケーブルとはなんなのか

という疑問にぶちあたってしまいますが、これは本来、USBポートのついたモバイルバッテリに使うものなのだそうです。東日本大震災以降の防災上の観点やスマホの普及に伴って大容量なものも増えてきていますね。

確かに、この手のモバイルバッテリであれば、USBの出力口には1A(=1000㎃)、2.1Aとあり、スマホの必要とする1000㎃も楽々です。一方の2.1Aの方はタブレット対応という感じですね。

5:で、その急速充電は問題はないのかな

結局のところ、スマホへの充電は供給側ではなく、スマホ本体が調節しているということには理解できました。が、モバイルバッテリの2.1Aポートなどから急速充電しても問題はないのかという疑問は残ります。

その点では急速充電自体よりも「急速充電することでリチウムイオンバッテリが熱を持ちやすく、その熱がバッテリ劣化を招く」といわれています(価格コムマガジン「大容量バッテリーの救世主!Androidスマホの急速充電を試す」より)

多くのメーカーでは過充電対策を取っているようですが、充電が終わったらすみやかにケーブルから抜くことが勧めれているようです。これは、昔から言われてはいることですが、ケーブルに差しっぱなしにしておくと、「100%→99%→100%→99%」という小刻みな充電と放電が繰り返されてしまいますので、バッテリに大きな負担が掛かってしまいます。

6:なんで過充電がいけないのだろう

過充電の恐ろしいのは「100%→99%→100%」でも「満充電→放電→満充電」として、充電1回とカウントされてしまうことにあります。

ケータイWatchに紹介された「正しく知って正しく選ぶ、モバイルバッテリー」によれば、リチウムイオン電池の寿命は充電500回です。JIS規格では「500回充電放電を繰り返して初期値の6割程度の能力」とされているようです。

また、過放電でもいけないそうなので、使い切る直前辺りで充電、100%になったらすぐケーブルから抜くという充電が良さそうな気がします。

結局、新品に再度交換

冒頭のケータイ補償サービスで届いた新品が充電されなかった事象は、いったんは電池バックの交換となったのですが、結局、それでも充電がうまくいかず、本体ごともう一度全取り替えとなりました。EvernoteやDropboxなどを愛用しているので、連絡先や画像、メールやらのデータは引っ越す手間が掛からないのですが、こまごまとした設定はちょっと面倒でした。

-仕事術, ライフハック
-, , , ,